こんにちは、ジャッキーです。
コロナも落ち着き、4年振りに海外に行くことができた2023年。
アジアとヨーロッパ方面に出かけました。
この時思ったこと3つについて、まとめました。
日本、大丈夫?心配になった日本の価格

ヨーロッパ旅行計画中に驚いたこと。
それは、一部地域の宿泊代の高さ。
ミュンヘンのドミトリー(女性専用)、1泊44ユーロ(約8,600円)。
MIXドミトリーでも最安値35ユーロ(約5,500円)。
ドブロブニク(クロアチア)に至っては、ドミトリー(女性専用)で60ユーロ(9,360円)…!
- 夏のハイシーズンだから?
- パンデミック後だから?
- エネルギー高だから?
- 円安だから?
2018年のウィーンでは、極寒真冬だったとはいえ1泊17ユーロ(2,312円)でした。(2018年2月のレート/€1=¥136)
ここで、気になった日本の宿泊代。
同じ日にちで検索してみました。
- 東京のドミトリー(女性専用)2,200円〜空室複数件有り
- 東京では8,000円も出せばシングルに泊まれる
- 名古屋(ミュンヘンと同じ国の第三都市)ドミトリー(女性専用)2,300円〜
えっ、日本、安すぎない?
東京に至っては空室ホテル数2,000件と出てきて漂う値崩れ感。(ミュンヘンは検索当時の空き施設700件くらいだった。)
数字上では一応世界第三位のGDPを誇る経済大国に2,200円で泊まれるって、それでいいの?
なんというか、詳しいことはわからないなりに、漠然と不安を感じたのです。
何なら、GDP、ドイツに抜かれる予測が出ていました。
日本のドル換算での名目GDP(国内総生産)が2023年にドイツを下回って4位に転落する見通しであることが国際通貨基金(IMF)の予測で分かった。
日本経済新聞:日本のGDP、ドイツに抜かれ世界4位に IMF予測
そして、そのドイツがおっそろしいこと言ってます。
円はトルコ・リラやアルゼンチン・ペソと同じ部類、ドイツ銀が指摘
Bloomberg:2023年11月2日 3:45 JST
日本銀行の円買い介入が機能する可能性は低いと、ドイツ銀行の為替調査グローバルヘッド、ジョージ・サラベロス氏が指摘した。同氏は円を、新興国通貨で過去10年間のパフォーマンスが最も悪い2つの通貨と同列に置いた。
遠い未来、アルゼンチンみたいなことにならない?(アルゼンチンは19世紀以降の世界で唯一の先進国脱落国家)
・・・ガクブル以外の表現が思い浮かばない。
とは言え、食費や移動費においては、価格に違和感は感じなかったので、物事大げさに考える悪い癖が出ただけのようにも感じるけれど、ねぇ…。
”ミニマムに暮らす”では太刀打ちできない未来
暗いことは考えず、今できることに邁進する所存であります。
旅先で「安い」と言いすぎないようにする

過去のお話、物価の安い国ではしゃいでいた時期がありました。
何においても「安い」を連呼。
ただ、この行為。
今年の旅で、品位に欠けるのでは?とふと頭を過りました。
例えば、タイバーツが昔は3円に対し今は4.2円。
電車に乗ると若い人がたくさんいて、町の雰囲気にも活気があるように見える。
わたしは「安い」とはしゃぐことによって、水面下でその国や、その国の人々を見下していたのではないか。
給与所得の変わらない自分は、「安い」と言いながらの旅行ができなくなる日が来てもおかしくない。
それどころか、海外に出かけることすらままらなくなるかもしれない。
無闇矢鱈に価格のことには触れないようにしよう
とはいえ、お得に旅行ができたり、美味しいものを食べることができると嬉しい。
お得だと感じることは自由なので、できるだけ口に出して言わないようにしようと思いました。
生活があるからこその「生活感」を慈しむ

今回のヨーロッパ旅行で一番印象深かったボスニア・ヘルツェゴビナ。
紛争のイメージしかなかったのですが、エキゾチックな街並みや美味しい食べ物、優しい人々に触れ大きく印象が変わりました。
それでも時々目にする弾痕や墓標、路上にある「サラエボのバラ」。
わたしは「生活感のない部屋」に憧れていました。
でも、このような悲しい痕跡を目の前にしてつくづく思うことは、自分が無くそうと努めていた「生活感」とは、あくまでも今の生活があるからこそ存在するものであるということ。
「生活感」はとても尊い
うっかりスルーしていたことだけど、心に留めて忘れないようにしたいです。
まとめ|旅先で気が付く色々
旅先だからこそ気が付く色々があります。
今回の気付きは、心穏やかに過ごすためのヒントのようにも感じました。
「日本、大丈夫?!」となることは、全く穏やかなことではないけれど。
「安いは圧倒的正義」ではないという考えがあることに気が付けたので、個人的に良いこととしておきます。
以上、コロナ禍後の海外旅行で思った3つのことでした。
長々とお付き合い、ありがとうございました☺︎
おわりー